装置名 単結晶構造解析装置
X-ray Instrument for Structural Analysis of Single Crystals
機種名
  • RIGAKU製 四軸型単結晶自動X線構造解析装置 (AFC-7R)
  • RIGAKU製 CCD単結晶自動X線構造解析装置 (MERCURY CCD)
x-ray
原理  単結晶X線回折による構造解析は物質の構造決定の一手段であり、原子・分子・イオンの3次元周期的配列を決定します。結晶に一定波長のX線ビームを入射すると回折が起こり、その回折の位置や強度データから結晶内の3次元的配置を求めることができます。
特徴
  • 本装置は、X線発生装置として回転対陰極型(18 kW)、検出装置としてMERCURY CCD systemおよび4軸型自構造解析systemより構成された単結晶X線回折による構造解析装置です。
  • MERCURY CCD systemは、CCD検出器と1/4χゴニオメータを組み合わせた単結晶構造解析システムです。
  • ソフトウェア(CrystalClear)により、データ測定から処理まで簡単な操作でデータ収集が行えます。
  • 冷凍機空冷方式の試料吹付低温装置により、-180℃までの低温度での測定が可能です。
  • 構造解析は、パソコン上の構造解析プログラム(CrystalStructure)により行います。
用途  無機,有機金属錯体や無機・有機ハイブリッド物質の単結晶中の構造解析を多数行っています。
運用
  • 本装置の利用(測定)者は、上智大学放射線障害予防規定により放射線取扱者として登録(外部被ばく線量当量測定用フィルムバッジを着用)し、X線回折装置の操作法を理解し、操作法に関する講習を受講している必要があります。
  • 講習は利用者の希望により随時行っています。